沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)
■2018年12月21日(土)第31回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:1)近年建てられた木造住宅の実態調査の報告
2)省エネ基準をめぐる今年の展開について
1)沖縄での新築木造住宅の急増については、ご存じの方、気にされている方が多いと思いますが、特に新築木造が多数を占める糸満市の埋め立て地で清水研究室の井上智至、常松寛未の二人がアンケートと聞き取り調査を試みています。
その中間報告を行いました。現在、建物の形態分析、温度・湿度・台風などに関するアンケートと聞き取り調査などをまとめています。
2)蒸暑地域住まいの研究会も関わる「沖縄の気候風土適応住宅推進連絡協議会」が活動をはじめてほぼ2年となります。今年は大きな動きがありました。まず、当初は小規模住宅の適合義務化が想定されていたのが、適合義務化の見送りと説明義務化となりました。そして、焦点であった平均日射熱取得率(沖縄・8地域)が3.2から6.7へと政令改正まで至りました。国の動きに対して声をあげてきた経緯を振り返りました。
参加者:30名
■2018年7月27日(土)第30回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
「沖縄の気候風土に適した住まいづくり公開研究会」プレ発表会
参加者:20名
■2018年12月8日(土)第29回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)カザフスタンの建築
スペシャルゲスト諸喜田真氏。
カザフスタンで建築設計、建物調査、翻訳などに携わっていらっしゃる諸喜田真さんに
カザフスタンの建築について紹介、報告いただきます。
2)清水研究室、研究報告
記憶継承のための場所を保全する手法の検討と実践 津山優衣
学童保育施設における子供達が遊ぶ領域に関する研究 池村俊介 津波古唯
那覇市密集市街地において建て替えの誘導による防災の向上に関する研究 荒谷翼
避難経路を主体とする密集市街地整備(避難路形成型密集整備)の検討 松島啓信
参加者:20名
■2018年6月30日(土)第28回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)エコマテリアルとしてのコンクリート 第2弾
高炉スラグコンクリートについてアトリエネロの根路銘安史氏よりお話を伺いました。
2)沖縄の気候風土と住まい・建築
参加者:28名
■2018年4月21日(土)第27回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)エコマテリアルとしてのコンクリート 第1弾
ゆいくる材として多くの実績のあるフライアッシュについて 、リュウクス 南出拓人氏よりお話を伺いました。
2)「環境住宅」住宅特集4月号より
全国的な環境住宅が取り組まれていますが、これらの事例を踏まえながら 今後の沖縄住宅のカタチ、方向性についてご意見交換を行いました。
表紙になっている住宅を設計なさった末光弘和さんも 東京からスカイプにてご参加頂きました。
参加者:18名
■2018年2月17日(土)第26回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)清水研究室、卒業研究報告
修士論文
山下雄喜:沖縄県における新築戸建木造住宅の実態に関する研究
中村友美:地域の記憶継承のための物的・空間的条件と地域活動の検討と実践 -戦後の移転集落、読谷村K集落を対象に-
修士中間報告
松島啓信:沖縄の密集市街地における改善プロセスの検討 -住民・行政の協働による地域改善のガイドラインの提案-
卒業論文
外間佳子:強制的集落移転が伝統的年中行事に及ぼした影響
新里友莉:沖縄の伝統的木造民家の継承の可能性に関する研究 -渡名喜集落と真壁集落を事例として-
新垣優志:学童保育施設における過ごし方と行為の場所に関する研究 -「一畳ロフト」設置による領域の付加実験-
2)「沖縄の気候風土適応住宅推進連絡会議」の動きと「省エネ基準」の諸問題
連続テーマですが、前回の研究会以降に活動が新しい段階に入りました。
状況の報告、活動への参加のお願い、最新の議論の状況をお伝えしました。
参加者:20名
■2017年12月16日(土)第25回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1) 実験型の建築計画学の試み 学童保育での実践
「建築計画学」とは、建築の計画を扱う学問という漠然とした意味ではなく、
建築空間と人間との関係を中心に据えた学問です。
その方法として「住み方調査」「使われ方調査」の伝統があるわけですが、
清水研で継続してきた学童保育施設での子どもの居場所研究では、
自分から空間を変えてみる実験を行い、そこで起こることを検証することに挑戦しています。
ここ数年間にとり組んで、やっと説明に至りつつある子どもの「過ごし方」の整理の話。
そして、今年に新たにとり組んでいる「ミニロフト」の持ち込み実験と卒論生の木工作業などを紹介しました。
2) 韓国、釜山の都市の実態と文化遺産
清水肇理事が12月1日の国際学術会議で韓国、釜山を訪ねました。
超高層ビルが果てしなく連なる釜山の景観、その中に残る朝鮮戦争時の名残。
そして、釜山の方がとり組んでいる近代の(戦時の)文化遺産保存の取り組み、
それと沖縄での取り組みとの関係などを速報しました。
3) 建築物省エネ法、「気候風土適応住宅」についての取り組み
継続して重要課題であるこのテーマについては、取り組みが進行中です。
研究会の日の時点での状況を紹介しました。
参加者:20名
■2017年10月21日(土)第24回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)「韓国・済州島の地域と建築について」
李容圭(イヨンギュ)教授(済州大学校工科大学建築学部)
建築学部の学生の皆さん
参加者:20名
■2017年8月26日(土)第23回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)沖縄における「気候風土適応住宅の認定基準」の検討状況
清水肇+蒸暑地域住まいの研究会
このところ「蒸暑」の主要課題となり、今後の沖縄の建築・住宅に大きな影響を及ぼす可能性がある同基準について、8月末で一つの節目を迎え、これまでの経緯、課題の性質、基準案の一部紹介などを行いました。
2)近年の沖縄の木造住宅の動向と調査計画
山下雄喜(清水研究室)
ここ数年、県内の木造住宅の新築戸数が伸びていましたが、この2年、とくに最近は著しく増えています。市街地で見ていると実感に乏しいのですが、一部埋め立て地での群としての分譲によって、沖縄とは思われない(?)木造住宅地の景観が生まれています。現在の取り組みについて発表しました。
参加者:20名
■2017年4月22日(土)第22回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)「沖縄における移住者の住まいと住まい方について」
松田まり子(NPO蒸暑地域住まいの研究会)全国では人口は平成27年をピークに減少に転じると推計される中、沖縄の人口は平成37年まで増加し、世帯数も増加傾向が続くと推計されています。つまり、今後も新規住宅ストックが形成されることが予想されます。 しかし実際、沖縄の空き家率は全国で一番低いです。既存ストックの活用について、現在の沖縄への移住者の方々が工夫している住まい方について調査の報告を行いました。
2)「沖縄らしい気候風土適応住宅形成事業」について
蒸暑地域住まいの研究会の今年度の重要課題について、取り組み状況を報告しました。
3)「沖縄の新築木造住宅の実態について」
山下雄喜(琉球大学大学院)
近年増加している沖縄の新築木造住宅の実態について、その仕様等の分析を報告しました。
参加者:20名
■2017年2月18日(土)第21回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)砂川惠一郎さん(サンドリバー 代表)
「薄膜でできる断熱」
※このところ、蒸暑地域の住まいづくりに関わる実践報告をお願いしてきましたが、今回は省エネ塗料という切口でのお話をお願いしました。
2)清水研究室、卒業研究報告
徳村桐子:津波時の避難と自主防災組織の活動課題
松島啓信:密集市街地の改善プロセスの検討 ― 住民が実施できる改善課題調査の提案 ―
宮平峻伍:沖縄における「子ども食堂」の運営団体の活動と支援内容に関する研究
村瀬知也:道路境界部の植栽に特徴のある住宅地の緑化の実態と課題 ― 美浜ハイツⅡとエコシティとはしなを対象として―
参加者:20名
■2016年12月10日(土)第20回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)沖縄らしい気候風土適応住宅認定基準案策定にむけて
金城優理事
来年の4月には、一定規模以上の建築物の増改築において用途や規模に応じた省エネ基準が義務付けられます。
建築物省エネ法の円滑な運用に向けて沖縄らしい気候風土適応住宅の認定基準を工法や仕様も含め検討する必要が刻々と迫られています。
その基準を設ける前に現状を把握する必要があります。
実例からプロセスを得て、義務基準へのハードルの高さを報告しました。
2)韓国・済州建築文化祝祭学生ワークショップの参加報告
9月末に琉大院生5名が参加した韓国でのワークショップを中心に、済州島の様子や
旧済州市街を対象として行われたWSの院生の作品などについて琉大大学院生が報告しました。
参加者:20名
■2016年11月5日(土)第19回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)伊是名久さん
株式会社 伊是名ブロック工業 代表取締役
遮熱ブロック等の遮熱効果実験について(仮)本研究会の皆さんにはお馴染の伊是名社長にお願いして、これまで毎日記録されてきた遮熱ブロック等の実験データを中心に遮熱方法について報告いただきました。
データの整理等については、清水肇理事および琉大学生もお手伝いする予定にしておりますので、データの解釈などの準備も学びながら進めているところです。
対象となる遮熱方法のバリエーション、無対策とのスラブ表面温度差の大きさ、気象条件への反応など、興味深い内容をデータが語っています。
遮熱ブロック等を通じて、沖縄での熱環境制御についての意見交換を行いました。
2)清水研究室報告
参加者:約20名
■2016年8月20日(土)第18回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)若林 真也さん
(一財)沖縄県公衆衛生協会気候アクションセンターおきなわ(沖縄県地球温暖化防止活動推進センター)
9月29日に開催される太陽熱セミナーのご案内、沖縄県の家庭の温室効果ガス排出特性について。
2)清水研究室報告
熊本地震被災地の7月の状況と居住再建等の課題
7月に清水が熊本市、益城町、南阿蘇村他の状況を見てきました。これまで第一の関心は建物被害、建築の耐震性に関わることでしたが、3カ月を経た現地をみて、被災者と地域の居住の建て直しに関わる課題の論点が少し見えてきました。
つまるところ、平時のまちづくりに求められるものにフィードバックしなければならない。
これは現在の沖縄のまちづくりと住まいづくりに直結します。
3)その他
「沖縄大工 親泊次郎の仕事展」の直前準備状況
参加者:20名
■2016年6月25日(土)第17回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)清水肇理事
沖縄の環境に適合した住宅設計ガイドラインのための調査企画について
※蒸暑地域住まいの研究会の本来の活動目標に関わる調査企画を清水研としても考えています。
2)清水研究室報告+実践報告
「ウチナーセーク(沖縄大工)親泊次郎の仕事展」の準備状況について南風原文化センターにて9月4日(日)~18日(日)の予定で、準備進行中です。協力の申し出も歓迎します。今回はビデオ映像などもありました。
参加者:20名
■2016年4月28日(木)第16回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)おきなわ郷土村の茅葺き民家の参加・体験型修繕の取り組みと沖縄の茅葺き技術の継承について
森田 敬基さん(一般社団法人日本公園緑地協会)この取り組みについては、40年前の郷土村の設計者である中本清さんをはじめ、 検討会議に関わった清水肇理事、あるいは体験プログラムに参加された本研究会の参加者の方も含めて、研究会とも深いつながりがあります。さらに持続する取り組みですので、今後、さらに輪が広がればと思っています。
2)「熊本地震」 現況レポート
新垣 朝憲さん(A&C workshop)
熊本地震の応急度判定を行って、帰沖したばかりの新垣さんに現地の状況を写真でご報告していただきました。
3)清水研究室報告
参加者:20名
■2016年2月20日(土)第15回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)中村庄吾(株式会社 佐平建設、清水研)
沖縄におけるシェア居住の取り組みについて
2)清水肇理事
3月5日、日韓国際シンポジウムの予告など
3)琉大、清水研究室報告
本年度の修士論文、卒業研究の最終発表
参加者:20名
■2015年12月19日(土)第14回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)平良啓理事(国建)
「パリ・建築・なう」 -ル・コルビュジェ建築を中心に―
2)清水肇理事
ミニ報告(下記の各自の研究計画関連での補足を含めて最近の取り組みについて)
3)琉大、清水研究室報告
本年度の修士論文、卒業研究計画
中村庄吾 名護市久志地区の字有地の活用と字公民館を中心とした区の運営に関する研究
田前佑斗 高齢者の交流の場に関する研究
~「ふれあい・いきいきサロン」からみる交流の場づくりの考察~
伊敷美里 沖縄の集落における屋敷囲いの変遷とそれにともなう住空間の研究
~北中城村荻道地区、大城地区、八重瀬町安里地区を対象として~
西谷智子 沖縄県公営住宅の変遷と課題に関する研究
~1970年代における沖縄県営住宅と住戸面積の経緯~
大仲孝平 ストリートダンスからみる設計者が意図しない空間利用の実態と果たす役割について
中村友美 住宅地の近隣交流の場にみる地域性の比較 ~協同購入を対象として~
小島慎太郎 子どもの居場所に関する研究 ~沖縄の不登校児の居場所空間を対象として~
岩田将也 敷地利用における植栽の実態と住宅の内部空間に関する研究
~末吉風致地区にある戸建住宅地から~
加藤拓郎 住戸周りに特色のある室川市営住宅の住戸玄関周りの実態調査
参加者:20名
■2015年10月24日(土)第13回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
日時:10月24日(土)18時00分〜内容:李容圭(イ・ヨンギュ)先生(韓国、済州大学校建築学部准教授)
「近年の済州の都市・建築的な変化」・済州島の概要と伝統的建築
・旧済州の町の歴史、城壁と旧市街地の細街路整備の最近の考え方
・「地間」社団法人済州都市建築文化研究所の活動について
参加者:20名
■2015年10月10日(土)第12回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
瀬戸口剛先生(北海道大学大学院教授)
「地域オリジナルの都市デザインと建築」
参加者:20名
■2015年8月8日(土)第11回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)新垣朝憲さん
(株)エーアンドシーワークショップ
「沖縄らしい風景づくり人材育成事業」について
2)清水肇理事
「沖縄の伝統木造技術に関する研究
親泊次郎氏の仕事から」の状況について
3)琉大、清水研究室報告
「本年度の修士論文、卒業研究計画」について
参加者:20名
■2015年6月13日(土)第10回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました。
内容:
1)具志堅建築設計事務所の研修生の方(ブラジルより)ブラジルの建築事情など。
2)平良啓理事(国建)(+清水肇理事)沖縄の伝統木造の技術、親泊次郎さんの仕事(序)
3)琉大、清水研究室報告
・下関市における様々な空き家再生活用の取り組み
・本年度研究計画の一部
その他:7月3日~5日の「建築とまちづくり」セミナー(読谷、南風原にて)について
参加者:20名
■2015年4月25日(土)第9回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました
内容:
1)小山幹太さん(沖縄県木材協会)
「木造住宅着工戸数統計から見た需要と木造デベロッパーの動向」
2)嘉陽昭太さん(都市科学政策研究所)
「居住者のプライバシーに配慮して、塀の高さは高い方が良い?!」
~景観まちづくりの関わりを通して~
3)清水肇理事(琉球大学)
「塀は低い方がよい? セットバックは好ましい?」境界領域と建築計画の関係を考えなおす
4)琉大、清水研究室報告
韓国、済州島報告(研修、島の町・村・建築)
参加者:23名
■2015年2月21日(土)第8回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました
内容:
1)亜熱帯型省エネ住宅・ガイドライン
2)沖縄県民間住宅耐震診断の実例報告
3)その他
参加者:25名
■2014年12月6日(水) 第7回沖縄住まい・まちづくり研究会(清水スクール)を開催しました
内容:
1)住み手・使い手の多様性をとらえる建築計画試論 清水理事
2)単身・夫婦世帯高齢者の外出・交流行動からみる交流の場の実態 深尾さん
3)公共賃貸住宅のコミュニテイ活動と集会所の空間構成に関する研究 宮平さん
4)西原町のコミュニテイにおける活動の実態とその空間 小波津さん
5)花後の風景と使われ方の変遷家庭 赤嶺さん
6)平成26年の沖縄県住宅着工統計 小山さん
■2014年11月1日(土) 第6回住まい・まちづくり研究会を開催しました。
内容:
1)『私が見た南米の今の建築事情』その他
- NPO沖縄県建築設計サポートセンター(中本清理事)
民間住宅耐震診断の補助制度について - 金城孝雄さん(具志堅建築設計事務所)
最近のブラジル・ペルーの建築事情の報告。
オスカーニーマイヤーのブラジリアの印象、作品紹介など。
3)清水肇先生:
東北・岩手県の被災地事情から考える、沖縄での災害復興構想(被災地視察をもとに沖縄で検討すべきことを提起)。
なお、速報版として韓国済州大学で沖縄関係資料の発見があったことが報告されました。
4)学生報告(琉大、清水研究室報告)
参加者:25名
■2014年6月14日(土) 第5回研究会を開催しました。
内容:
1)視察報告:伊志嶺敏子理事
「平成の京町家」について
2)研究計画:西谷智子さん(琉大院生・沖縄県)
「沖縄県公営住宅の変遷と課題、標準設計の変遷から」
3)清水研究室報告
「伊勢市、松阪市のまちづくり」(住宅の地方性小委員会・現地研究会)
参加者:25名
■2014年4月19日(土) 第4回研究会を開催しました。
内容:
1)実践報告:久高多美子さん(東設計工房)
「地域住宅活動で30年間実践してきた沖縄型混構造住宅の事例と設計主旨、省エネとの関連など」
2)琉大の建築教育の新しい試みと現場との関係について清水肇理事(琉大)
3)清水研究室報告「空き家の再生活用関連制度や事業の実態について」
参加者:28名
■2014年2月22日(土) 第3回研究会を開催しました。
内容:
1)実践報告
シンガポールの先端をいく「garden by the bay」という大温室、多様なエコシステム
安田 哲也(アトリエZEN)
2)蒸暑地域の住まいづくりと都市計画・建築形態規制について
「雨端促進型地区計画」の検討と提案、清水肇理事(琉大)
3)清水研究室卒業設計・研究課題の最終報告
■2013年12月7日(金) 第2回研究会を開催しました。
内容:
1)報告「改正耐震改修促進法と補助制度の活用について」
中本清理事(NPO沖縄県建築設計サポートセンター)
2)実践報告「沖縄歴史民俗資料館の建築について」
平良啓理事(国建)
3)学童保育施設の改善計画から考える住まい論
清水肇理事(琉大)
4)韓国の「邑城」の歴史的変遷
韓三建先生(蔚山大学教授)
5)清水研究室卒業設計・研究課題からの話題提供
参加者:28名
■2013年10月12日(土) 第1回研究会を開催しました。
参加者:15名
意見交換会・ワーキング
■2017年7月8日
第3回 沖縄らしい気候風土適応住宅を考える会を開催しました。
第2回考える会で計算した外皮基準結果を現況報告し、参加者がRC造、伝統木造の沖縄型気候風土適応型住宅認定基準(案)について討議を行いました。
日 時:2017年7月8日(土) 18:30~21:30
場 所:浦添市産業振興センター結の街 中研修室
出席者:25名
■2017年6月24日
第2回 沖縄らしい気候風土適応住宅を考える会を開催しました。
参加者が各自持参した設計図書を基に、省エネ基準の外皮計算を実施しました。
日 時:2017年6月24日(土)18:30~20:30
場 所:P’s SQUARE会議室B
出席者:25名
建築物省エネルギー法(平成29年4月1日施行)では、建築物の省エネ基準のうち、地域の気候及び風土に応じた住宅であることにより「外皮基準」に適合させることが困難と認められるもの(気候風土適応住宅)について、特定行政庁(県)が認めた場合「外皮基準」の規定は適用しないこととなっており「一次エネルギー消費量基準」についても緩和する措置がなされています。
これは、地域の気候風土に対応した伝統的工法の建築物に対して、2020年に予定されているすべての住宅の省エネルギー基準への適合義務化に向けて緩和既定の道筋がつけられたものです。
これから私たちが主体的に、この「気候風土適応型住宅の認定のガイドライン」をもとに考え、沖縄独自の気候風土適応住宅の認定指針をつくりあげることが求められています。
沖縄の地域特性を生かした建築的な性能の評価方法を検討しながら、「沖縄型気候風土適応型住宅認定基準(案)」について討議することが重要です。
「沖縄らしい気候風土適応住宅を考える会」は、沖縄県「沖縄らしい気候風土適応住宅形成事業」の下に実施します。
■2017年6月3日
第1回 沖縄らしい気候風土適応住宅を考える会を開催しました。
建築物省エネ法概要、気候風土適応住宅の認定のガイドライン、設計事例・省エネ基準の外皮計算について講習を行いました。
日 時:2017年6月3日(土)14:00~16:00
場 所:沖縄県産業支援センター 305会議室
出席者:29名
■2014年8月21日(木曜日)
『東北・沖縄 すまいの意見交換会』を開催。
日 時:2014年8月21日(木曜日)午後5時から9時
場 所:一般財団法人南西地域産業活性化センター(大会議室)
沖縄県那覇市久茂地3-15-9 アルテビル那覇2F
内 容:『東北・沖縄 すまいの意見交換会』
(1)東北フォーラム(東北の歴史と現在の活動状況報告 )
(2)沖縄県スマートエネルギーアイランド事業(概要説明)
(3)吉野博東北フォーラム理事長(東北大学名誉教授、日本建築学会会長)による講演「東北地域のすまいと取組み」
① NPO蒸暑地域住まいの研究会が設計指導した省エネモデル住宅4軒の事例、岩手ハウスサービスの実践などが報告されました。
参加者39名
■2014年3月17日(月)
第2回エコまち法に基づく低炭素住宅の認定制度に関するワーキングを行いました。
日 時:2014年3月17日(月)午前10時から12時まで
場 所:蒸暑地域住まいの研究会事務所(Jオフィス)
内 容:本NPOの中本清理事を講師に、亜熱帯型省エネ住宅研究会が中心となって、前回にならって同制度の概要、基準、認定手続きについて実務的な業務の講習会を開催しました。
参加者:5名
■2014年3月10日(月)
第1回エコまち法に基づく低炭素住宅の認定制度に関するワーキングを行いました。
日 時:2014年3月10日(月)午後1時から4時まで
場 所:蒸暑地域住まいの研究会事務所(Jオフィス)
内 容:本NPOの松田まり子理事長を講師に、亜熱帯型省エネ住宅研究会が中心となって、同制度の概要、基準、認定手続きについて実務的な業務の講習会を開催しました。
参加者:8名
■2011年8月25日
集落の活性化のため伝統的な木造住宅を普及させる研究会を多良間村で開催しました。
多良間村は日本で最も美しい村連合に加盟しています。福木に囲まれた伝統的な風水景観が特徴です。
■2010年9月22日
独立行政法人建築研究所が開講した建築環境技術研修(アジアの蒸暑地域対象)に当研究会も参加しました。
JICA沖縄国際センターで行われた研修会は、堤純一郎琉球大学教授をコーディネーターに、インドネシア、サモア、ベトナム、中国からの研修生が自国の気候条件、ライフスタイル、住宅政策あるいは年間1次エネルギー量の動向などについて発表を行いました。
岩田司建築研究所住宅都市研究グループ上席研究員からは、蒸暑地域における省エネ技術の基本的な考え方についてレクチャーがあり、参加者全員が活発な討論を行い、お互いの交流を深めました。
日本で学んだ蒸暑地域向けの省エネルギー技術がそれぞれの国で普及していく事が期待されています。当研究会から中本清と鈴木卓が参加しました。
講演会・シンポジウム
■2015年2月6日(金)
沖縄県主催の建築講演会にて理事の金城優さんが「牧志の家」のプレゼンを行いました。
日 時:2015年2月6日(金曜日)午後1時半から5時
場 所:沖縄県立博物館・美術館2階講堂
内 容:本講演会は、沖縄県が行う技術者育成事業の建築講演会で、第一部で金城優さんの環境共生住宅「牧志の家}についてプレゼンがありました。
参加者:180名
■2014年2月7日(金)
沖縄県平成25年度技術者育成事業による講演会を開催しました。
日 時:2014年2月7日(金)13時30分から17時まで
場 所:沖縄県立博物館・美術館 2階講堂
主 催:沖縄県土木建築部住宅課 参加者175名
内 容:第一部
・耐震診断・耐震改修について 天野輝久
・文化財建造物の保存修理について 金城稔
・環境共生住宅について 松田まり子
(NPO蒸暑地域住まいの研究会理事長)
第二部
・「ここ数年で考えていることー地球環境との関係について」五十嵐淳
■2013年11月29日(金)
平成25年度日本太陽・日本風力エネルギー学会合同研究発表会にてスマエネ住宅を発表しました。
内 容:沖縄県スマートエネルギーアイランド基盤構築における亜熱帯型省エネ住宅の実証の現状について、中本清理事が発表を行いました。
日 時:2013年11月29日(金) 14時25分から15時55まで
場 所:那覇市旭町 沖縄県市町村自治会館
■2010年9月1日
「蒸暑地域住宅シンポジウムin宮古島~本物の海/本物の空/本物の住まい~地域に住まう、地球に暮らす、住まいのデザインと技術」を開催しました。
基調講演は東京大学教授隈健吾氏による「場所と建築」でした。
■2009年11月29日
「蒸暑地域住宅シンポジウムin沖縄 建築研究所の推進する住まいづくりの最先端技術~住みよい地域、美しい地球を目指して~」が開催されました。
シンポジウムは、11月27日、国立劇場おきなわにおいて、独立行政法人建築研究所、一般社団法人日本サステイナブル・ビルデイング・コンソーシアムと当NPO法人の共催で行われました。
主催者を代表して、建築研究所の村上周三理事長が「沖縄と同じ気候となるアジアの蒸暑地域には20億人が暮らしている。沖縄で育まれた住宅の知恵をどう新しい技術に活かしていくかをシンポジウムを通して考える機会としたい」と挨拶し、続いて、沖縄県土木建築部の仲田文昭部長の来賓の祝辞がありました。
その後、建築研究所の岩田司住宅都市研究グループ上席研究員が
「蒸暑地域住宅研究の意義とその普及に向けて」、
建築研究所の澤地孝男環境研究グループ長が
「蒸暑地域に適した自立循環型の住まいづくり」、
建築家で当NPO法人副理事長の伊志嶺敏子氏が
「宮古島市 南島の環境共生住宅」と題して、講演を行いました。
講演終了後には、村上理事長をコーデイネーターに、河本光明内閣官房地域活性化統合事務局内閣参事官、久高多美子東設計工房専務取締役、清水肇琉球大学工学部環境建設工学科准教授・当NPO法人理事、新里香代子おきなわ建築WEB代表がパネリストをつとめて、「蒸暑地域にふさわしい住まいづくり・まちづくりを進めるためにいま必要なこと~沖縄で、日本で、そしてアジアで~」と題して、パネルデイスカッションが行われました。
シンポジウムには、関係者ら200人以上が参加し、活発な討論に耳を傾けました。
■2008年10月25日
当法人の設立総会および記念講演会が開催されました。
当法人の設立総会が、10月25日の自立循環型住宅設計講習会N沖縄の終了後、ひきつづき北中城村あやかりの杜で開催されました。
総会では、法人設立の趣旨、定款、設立時の役員、事業計画、収支予算について審議され、全員異議なく承認可決されました。
また設立総会記念講演が岩田司氏(独立行政法人建築研究所)による「アジアン・ゲートウエイ沖縄:20億人の住宅市場と地球環境のための建築研究」が行われました。
省エネ住宅設計講習会
■2014年11月12日(水)
住宅省エネルギー技術講習会を開催しました。
主 催:沖縄県省エネ住宅普及推進協議会 事務局沖縄県建築士会
日 時:2014年10月2日、10月9日、11月12日、
場 所:沖縄県産業支援センター
■2013年12月13日(金)
平成25年度住宅省エネルギー技術講習会を開催しました。
新築住宅の省エネ基準適合率を平成32年までに100%とすることを目指し、昨年度より地域の住宅生産を担う中小工務店の断熱施工技術の向上など地域における省エネ住宅の生産体制の整備・強化に対する支援策として行ないました。
今年度は施行者向けと設計者向けの2つの講習会を行いました。本NPOは主催者の沖縄県省エネ住宅普及推進協議会(事務局:沖縄県建築士会)の構成団体として参画しています。
日 時:2013年12月12日(木)・13日(金)9時半から16時半
場 所:沖縄県立博物館・美術館 博物館講堂
■2013年1月18日
(蒸暑地版)自立循環型住宅設計講習会を開催しました
昨年11月27目に低炭素化促進法施行令・施行期目政令が施行されました。いよいよ、低炭素建築物新築等計面に係る認定制度が始まりました。低炭素住宅の基準として現在の改正省エネルギー基準に比べて、一次エネルギー消費量を10%以上削減することが求められます。更に、低炭素化に資する措置を講ずる必要もあります。
認定を受けることにより、住宅ローン減税の拡充などの税制優遇や、容積率の緩和、フラット35の金利優遇などの優遇が用意されています。
ますます省エネ住宅の普及が進んでくる予定です。
そこで当研究会では、1月18目に自立循環型住宅設計講習会を2年ぶりに開催しました。今回の講習会では、受講料はテキスト代のみでした。
日時: 2013年1月18日(金)13:30~17:30
場所: 建築会館
■2011年1月15日
自立循環型住宅設計ガイドライン講師養成講習会(蒸暑地版)を開催し、財団法人建築環境・省エネルギー機構と当NPO法人の共催で自立循環型住宅設計講師養成講習会を開催しました。
これは『蒸暑地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』が完成し全国各地で普及を図っていくにあたり、また自治体・建築士会などの公益法人、民間の実務家や企業内研修などからの「講習会を開催したい」というニーズに対応するため、講師養成のための講習会でした。
出席者にはCPD5単位が付与されました。
日 時:2011年1月15日(土)10:00から17:00まで
出席者:12名
会 場:浦添市産業支援センター結の街 3階 小研修室
■2011年1月14日
自立循環型住宅設計ガイドライン講習会(蒸暑地版)が開催されました。
財団法人建築環境・省エネルギー機構では、沖縄をはじめとする
蒸暑地に向けた新たな省エネルギー住宅設計手法と省エネ効果について学ぶ講習会を下記の日程で開催しました。当NPOは開催協力を行いました。
日 時:2011年1月14日(金)13:30~17:30まで
出席者:42名
会 場:浦添市産業振興センター 結の街 3階 大研修室
■2008年10月25日
自立循環型住宅設計講習会IN沖縄が開催されました。
自立循環型住宅設計講習会IN沖縄(主催:国土交通省国土技術政策総合研究所、独立行政法人建築研究所、財団法人建築環境・省エネルギー機構)が、10月25日に北中城村あやかりの杜で開催されました。
自立循環型住宅は、特殊な技術や未完成の技術を用いることなく一般に入手できる手法・技術の組み合わせで、住宅の生活時のエネルギー消費を50%削減することを目指していること、そのために蒸暑地域に向けた自立循環型住宅の概要と定義、設計プロセス、自然エネルギー活用技術、省エネルギー設備計画技術、省エネルギー効果推計の各テーマについて解説がなされました。
テキストとして、「自立循環型住宅への設計ガイドライン蒸暑地版」が使用されました。
その他
■2010年6月24日
宮古島エコハウス、かたあきの里が完成しました。
詳しくは、こちらの宮古島市エコハウスのすすめをごらんください。
市街地型エコハウス(宮古島市内)
郊外型エコハウス(宮古島市友利)
かたあきの里(宮古島市平良)
詳しくは、かたあきの里ホームページへ。
■2010年5月19日
宮古島市で建設中でした21世紀型環境共生住宅エコハウスが完成しました。市街地型と郊外型の敷地条件の異なる2棟の計画と建設の経緯を伊志嶺敏子理事より報告します。
この記事は、沖縄建設新聞から引用しました。
■2009年7月22日
宮古島市においてエコハウス推進地域協議会が発足し第1回協議会が開催されました
宮古島市は、21世紀環境共生型モデル住宅(以下エコハウスという)の企画及び普及・啓発を目的とし、宮古島市エコハウス推進地域協議会を発足しました。その第1回協議会が7月22日、午後2時から、平良庁舎6階会議室にて開催されました。
会は、宮古島市エコアイランド推進課我如古課長の開会の言葉に続き、長濱政治宮古島副市長のあいさつの後、11名の委員の紹介がありました。
その後、会長に岩田司氏(独立行政法人建築研究所)と副会長に中本清氏(当住まいの研究会理事)を選出し、活発な協議が行われました。
■2009年5月11日
宮古島市が「エコハウス」対象事業に選定されました。
環境省は、エコハウス設計手法を活用した21世紀環境共生型モデル住宅の整備事業、及び同モデル住宅を活用した住宅環境対策に関する普及活動事業を実施するモデル地域として、20の地方公共団体を選定し、沖縄県内からは宮古島市が選定されました。
宮古島市の提案は、市街地タイプ、郊外部タイプ、ライフスタイルに合わせた提案型タイプのそれぞれについて、RC工法のモデルハウスを建設。高温多湿の気候下で、快適な住まい方を機械力に極力頼らずに実現するための手法を採用するとともに、日射遮蔽・断熱といった建物外皮の熱遮断措置を活用する内容となっています
■2009年4月23日
第1回蒸暑地域住宅の研究/研修プログラム推進委員会が開催されました。
独立行政法人建築研究所では、蒸暑地域における住宅の省エネルギー技術などの研究のさらなる推進を図り、その成果をアジアをはじめとする蒸暑地域の発展途上国等に普及することにより、低炭素社会の構築に貢献するため、今年度より新たなプログラムを推進することになりました。
また、同プログラムをより的確かつ効果的に推進するため「蒸暑地域住宅の研究/研修プログラム推進委員会」を設置しました。当法人の、中本清理事は同推進委員会の委員として出席いたしました。